保有している仮想通貨をレンディングしたいけど「どちらを選べばいいのか?」悩んでいませんか?
PBRレンディングとBitLending(ビットレンディング)は高利回りを誇るサービスとして人気ですが、初心者にとっては違いが分かりにくく不安を感じやすいです。
筆者自身、実際に2年間両サービスを利用し利息を受け取ってきた経験があります。
この記事では7つの観点から両社を徹底比較し、10年間のBTC運用シミュレーションまで詳細に解説します。
この記事を読めば「初心者向け」と「中長期運用向け」という明確な判断基準が分かり、あなたの投資スタイルに最適なサービスを選べます。よ。
結論を言うと初心者はBitLending、中長期運用ならPBRレンディングが最適解です。
ただし、リスク分散のため両社併用が理想的です。
安心して資産を運用するために比較ポイントを押さえたい方は、最後まで読み進めてください。
▼当記事の要約動画

項目 | ![]() | ![]() |
---|---|---|
年利 | 10〜12% | 7〜10% |
取扱銘柄 | BTC ETH XRP ADA USDT USDC | BTC ETH XRP SOL DAI USDT USDC |
最低貸出数量 | 0.003 BTC 0.15 ETH 150 XRP 450 ADA 350 USDT 350 USDC | 0.0022 BTC 0.07 ETH 75 XRP 1.3 SOL 200 DAI 200 USDT 200 USDC |
最低貸出期間 | 1ヶ月 1年間(プレミアム) | 1ヶ月 |
返還までの期間 | 申請受理から2〜3営業日以内 | 申請受理から7営業日以内 |
損益計算の手軽さ | かんたん | かんたん |
返還手数料 | 0.00005 BTC 0.001 ETH 0.3 ADA 0.01 XRP 7 USDT 2 USDC | 年4回まで無料 5回目以降は以下の手数料が発生 0.00015 BTC 0.0015 ETH 0.2 XRP 0.001 SOL 4 DAI 1 USDT(TRC-20) 8 USDT(ERC-20) 1 USDC(ERC-20) |
使いやすさ | ◯ | ◎ |
セキュリティ | 独自の対策 | カストディアンと連携 |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
PBRレンディングとBitLendingの詳細

まずは2社の運営情報から解説していきます。
前述のとおり、PBRレンディングとBitLendingはどちらもレンディング事業専門サービスです。
利用者から預かった仮想通貨を国内外の仮想通貨投資ファンドに再投資して、高い利回りを得ています。
2社とも東京に本社がある国内企業が運営しており、安全性・信頼性は一定水準をクリアしています。
初心者ならBitLendingがオススメ

結論から言うと、レンディング初心者はBitLendingから始めましょう
その理由は、年間4回まで返還手数料が無料なので、コストを最小限に抑えていつでもやめられるからです。
たとえば、1ヶ月だけ貸し出して合わなければ手数料無料で資産を返還できます。
ただし、最低貸出期間が1ヶ月と決まっているため、その期間は運用が必要です。
中長期運用ならPBRレンディング
中長期での運用を考えているなら、高年利が魅力のPBRレンディングが適しています。
PBRレンディングは年利10〜12%と国内でも最高水準です。
2025年6月12日より最低貸出枚数が改定されたため、どの通貨も約5万円から貸し出せます。
長期間貸し出して多くの利息を受け取りたい方は、PBRレンディングを利用しましょう。
PBRレンディングとBitLendingを徹底比較

PBRレンディングとBitLendingは取扱通貨や最低貸出数量など似ている部分があります。
異なる点は利率や手数料、プランです。
PBRレンディングとBitLendingを以下の7項目で徹底比較していきます。
比較内容を参考にして、あなたに合ったレンディングサービスを見つけましょう。
取扱銘柄の違い
どちらもBTCやETH、XRPなど主要通貨に対応しており、一般的なレンディングには困りません。
項目 | PBRレンディング | BitLending |
---|---|---|
取扱銘柄 | BTC ETH XRP ADA USDT USDC | BTC ETH XRP SOL DAI USDT USDC |
ただし、ADA(カルダノ)はPBRレンディングでのみ、SOL(ソラナ)とDAI(ダイ)はBitLendingでのみレンディングができます。
自分が保有している通貨や貸し出したい通貨によって選んでください。
年利の比較
PBRレンディングはどの通貨も10~12%に設定されているのに対し、BitLendingは通貨によって7~10%と異なります。
高年利を重視するならPBRレンディングが有利です。
銘柄 | PBRレンディング | BitLending |
---|---|---|
BTC | 10% (12%) | 8% |
ETH | 10% (12%) | 8% |
XRP | 10% (12%) | 7% |
ADA | 10% (12%) | - |
SOL | - | 7% |
DAI | - | 10% |
USDT | 10% (12%) | 10% |
USDC | 10% (12%) | 10% |
長期間貸し出して、安定的に資産を増やしたい方はPBRレンディングに貸し出しましょう。
手数料の比較
少しでも手数料を抑えたいなら、年4回返還手数料が無料のBitLendingが最適です。
手数料 | PBRレンディング | BitLending |
---|---|---|
登録手数料 | 無料 | 無料 |
送金手数料 | 取引所次第 | 取引所次第 |
返還手数料 | 通貨によって異なる(例:BTC 0.00005) | 年4回まで無料(以降:BTC 0.00015) |
解約手数料 | 条件次第で発生 | 無料 |
短期間だけレンディングを試したい初心者でも安心して始められます。
利回りで得た利益を手数料で損したくない方はBitLendingを利用しましょう。
最低貸出数量の比較
どちらのサービスも最低貸出枚数が引き下げられたため、約4.5万円から始められます。
銘柄 | PBRレンディング | BitLending |
---|---|---|
BTC | 0.003 BTC | 0.0022 BTC |
ETH | 0.15 ETH | 0.07 ETH |
XRP | 150 XRP | 75 XRP |
ADA | 450 ADA | - |
SOL | - | 1.3 SOL |
DAI | - | 200 DAI |
USDT | 350 USDT | 200 USDT |
USDC | 350 USDC | 200 USDC |
ビットコインを例にするとPBRレンディングは約5.1万円、BitLendingは3.8万円から貸し出せます。
1 BTC = 1,700万円で換算
最低貸出枚数の差は大きくないため、どの通貨を貸し出したいかで利用するサービスを選びましょう。
最低貸出期間&返還期間
最低貸出期間は両社とも共通して、1ヶ月から運用でき短期間だけ貸し出したい方でも利用できます。
ただし、PBRレンディングのプレミアムレンディングは最低貸出期間が1年間で固定されています。
項目 | PBRレンディング | BitLending | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最低貸出期間 | 1ヶ月(1年間) | 1ヶ月 | ||||||||
返還期間 | 申請受理から2〜3営業日以内 | 申請受理から7営業日以内 |
プレミアムレンディングを途中で解約すると、貸出数量の20%が手数料として差し引かれるため注意が必要です。
価格変動に備えたい方は、自分の投資スタイルや資金計画に応じて貸出期間を選びましょう。
損益計算のしやすさ
両社ともCSV形式で取引履歴や利息データのダウンロードが可能で、損益計算ツールへの連携もスムーズにできます。
BitLendingは月に1回の利息付与となっており、履歴データの件数も少ないため「CRYPTACT(クリプタクト)」の無料プランで問題ありません。
一方、PBRレンディングでは毎日利息が付与されるため、CSVデータが膨大になります。
正確に損益を算出するにはクリプタクトの有料プランの利用が必須です。
そのため、損益計算のしやすさに関してはBitLendingの方が初心者にとって扱いやすいです。
使いやすさ
最後に使いやすさ(ユーザーインターフェース)の比較を紹介します。
項目 | PBRレンディング | BitLending | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
使いやすさ | ◯ | ◎ |
これは個人の好みが別れるところですが、実際の管理画面を参考にチェックしてみてください。
PBRレンディングの画面 | BitLendingの画面 |
---|---|
![]() | ![]() |
10年間運用したときの利益

両社で以下の条件でビットコインを運用したときの利益の差を比較しました。
運用条件
- 貸出年数:10年
- 貸出金額:10万円
- 年利
・PBRレンディング:10%(単利)
・BitLending:8%(複利)
結論として7年目まではPBRレンディングの方が利益が大きいものの、8年目以降は複利効果によってBitLendingの方が多くの利益を得られます。

短期〜中期での運用を考えているなら、年利が高いPBRレンディングが有利です。
長期運用を考えているなら複利効果で運用額が増加するBitLendingを利用しましょう。
注意事項
このシミュレーションはあくまでも理論値に基づいたものです。
実際の運用では、貸出枚数や仮想通貨の価格変動によって評価額は変動します。
レンディングに関するよくある質問
最後にレンディングに関するよくある質問をまとめました。
レンディングの疑問や不安を解消して、レンディング運用を始めてみましょう。
- レンディングにおすすめの取引所は?
- レンディングで得た利益の税金はいくら?
- レンディングとステーキングの違いは?
レンディングにおすすめの取引所は?
以下の取引所でもレンディングができます。
- コインチェック
- ビットフライヤー
- ビットポイント
- ビットトレード
- GMOコイン
- SBI VCトレード
ただ、取引所のレンディングは年利が低く、募集枠が空いていないなどのデメリットがあります。
レンディングで得た利益の税金はいくら?
レンディングで得た利益は雑所得に分類され、 所得金額に応じて5〜45%の間で税率が変わります。
さらに住民税の10%も課税されるため、結果として15〜55%の税率が課税されます。
詳しい仮想通貨の税金については以下の記事をご覧ください。
>>仮想通貨の税金ヤバい!知らないと損する4つの節税対策を紹介!
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仮想通貨の税金ヤバい!知らないと損する4つの節税対策を紹介!
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レンディングとステーキングの違いは?
どちらも仮想通貨を保有しながら利益を得られますが、仕組みが異なります。
詳しいレンディングとステーキングの違いは以下の記事をご覧ください。
>>【初心者向け】レンディングとステーキングの違いを分かりやすく解説!
-
【初心者向け】レンディングとステーキングの違いを分かりやすく解説!
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結論:リスク分散で両社併用が理想
今回はPBRレンディングとBitLendingを7項目で徹底比較しました。
結論レンディングは「分散投資」が基本なので1社に絞らず、両サービスを併用すればリスクを抑えながら安定した運用ができます。
PBRレンディングとBitLendingの強みを活かして、賢く資産を運用しましょう。